佐藤早也伽さんは、積水化学女子陸上競技部「セキスイフェアリーズ」に所属する女子長距離・マラソン選手です。2023年ブダペスト世界陸上、2025年東京世界陸上で日本代表となり、現在は日本女子マラソン界を代表するランナーの一人として活躍しています。
そんな佐藤早也伽さんについて気になるのが「高校はどこだったの?」「高校時代から全国トップクラスだったの?」という点ではないでしょうか。結論からいうと、出身高校は宮城県の常盤木学園高等学校です。高校時代は全国高校総体の本大会には届かなかった一方、宮城県大会や高校駅伝、全国都道府県対抗女子駅伝で経験を重ねていました。
この記事では、佐藤早也伽さんの高校と高校時代の成績を中心に、鹿島台中学校から東洋大学へ進んだ学歴、積水化学入社後の経歴、プロフィール、2026年現在の活動まで一つずつ詳しく見ていきます。
佐藤早也伽の高校は常盤木学園高校!高校時代を詳しく解説
佐藤早也伽さんの出身高校は、**常盤木学園高等学校(ときわぎがくえんこうとうがっこう)**です。日本陸上競技連盟の公式プロフィールにも「常盤木学園高(宮城)→東洋大学」と明記されています。
現在は世界陸上の日本代表になるほどの選手ですが、意外にも高校時代から全国大会で次々に優勝していたタイプではありませんでした。むしろ県大会や東北大会、駅伝を経験しながら少しずつ力を伸ばし、大学、実業団へと進んでから日本トップクラスへ成長していった選手です。
出身高校は宮城県仙台市の常盤木学園高等学校
常盤木学園高等学校は宮城県仙台市にある私立高校で、佐藤早也伽さんは2010年に入学しました。
常盤木学園というと女子サッカー部の強豪校として知っている人も多いかもしれませんが、佐藤早也伽さんは陸上競技部で長距離種目に取り組みました。卒業後も母校とのつながりがあり、2019年にはクイーンズ駅伝出場後に常盤木学園を訪問しています。学校側も佐藤早也伽さんを「本校陸上競技部の出身」と紹介しています。
つまり、「佐藤早也伽 高校」の答えは常盤木学園高校で間違いありません。
高校2年時には1500mで東北大会へ
高校時代の佐藤早也伽さんは1500mや3000mなど、中長距離を中心に出場していました。
日本陸上競技連盟によると、高校2年時にはインターハイにつながる大会で東北大会まで進出しています。全国高校総体本大会への出場には届きませんでしたが、宮城県内では上位に入る実力を持っていました。
さらに2011年9月の宮城県新人大会では、1500mで大会新記録を出して優勝。3000mでも2位に入りました。
常盤木学園高校は、この大会で総合・トラックの部ともに初優勝。佐藤早也伽さんは長距離種目でチームの得点に大きく貢献しています。
現在のマラソンでの印象が強いため、最初から長い距離だけを専門としていたようにも見えますが、高校時代には1500mで大会新記録を出すスピードも持っていたことが分かります。
高校3年時は1500m・3000mで宮城県大会2位
高校3年時にも佐藤早也伽さんは宮城県のトップクラスで走っていました。
日本陸連の紹介によると、1500mと3000mの両種目で宮城県大会2位。いずれも日本人選手では最上位の成績でした。
ただし、その先の東北大会では敗退し、高校最後の年もインターハイ本大会への出場は実現していません。
現在の佐藤早也伽さんは世界陸上に2度出場しています。それだけに、高校時代にはインターハイ本大会へ進めなかったという経歴は意外に感じる人も多いでしょう。
高校で全国トップだった選手がそのままシニアのトップランナーになったのではなく、大学、実業団と進むにつれて少しずつ力を伸ばしてきたところが、佐藤早也伽さんの経歴の大きな特徴です。
高校駅伝では仙台育英の壁に阻まれ全国大会に届かず
佐藤早也伽さんはトラックだけでなく、高校駅伝にも出場していました。
高校2年・3年時には常盤木学園が宮城県高校駅伝で2位。しかし当時の宮城県には全国屈指の強豪・仙台育英高校があり、全国高校駅伝への出場には届きませんでした。
高校時代に全国高校駅伝を走っていないという点も、現在の実績から見ると少し意外ですよね。
一方、駅伝やロードで培った経験は途切れていません。高校卒業後は東洋大学女子駅伝チームに進み、全日本大学女子駅伝などでチームの中心選手になっていきます。
全国都道府県対抗女子駅伝には高校3年間出場
全国高校総体や全国高校駅伝には届かなかった佐藤早也伽さんですが、全国の舞台をまったく経験していなかったわけではありません。
全国都道府県対抗女子駅伝には高校1年から3年まで3年連続で宮城県代表として出場しています。
さらに高校2年、3年時には東日本女子駅伝にも出場しました。日本陸連は、こうした実績から高校時代の段階ですでにロード種目への適性を見せていたと紹介しています。
その後も全国女子駅伝への出場は続きました。2019年大会を走った際には本人が「高校1年生の時に初出場してから9年連続」と振り返っています。
高校時代に目立った全国タイトルがなくても、ロードや駅伝を継続して経験していたことが、その後のマラソンにつながっていったことが分かります。
高校時代から将来はマラソンを走りたいと思っていた
佐藤早也伽さんの高校時代で特に興味深いのが、すでにマラソンへの憧れを持っていたことです。
日本陸連によると、高校当時から「将来は実業団でマラソンを走りたい」という夢を持っていました。積水化学女子陸上競技部のインタビューでも、佐藤早也伽さん本人が高校の頃からマラソンをやりたいと思っていたことを明かしています。
実際にフルマラソンへ挑戦するのは社会人になってからですが、高校生の時点ですでに42.195kmを将来の目標にしていたわけです。
高校時代の成績だけを見ると、後に世界選手権のマラソン日本代表になる姿までは想像しにくかったかもしれません。しかし本人の中では、現在につながる目標がこの頃から始まっていました。
佐藤早也伽の中学は鹿島台中学校!東洋大学までの学歴
佐藤早也伽さんは宮城県大崎市出身で、中学校から本格的に陸上競技に取り組んでいます。
学歴は、大崎市立鹿島台中学校→常盤木学園高等学校→東洋大学という流れです。大学では女子駅伝チームの中心選手へ成長し、実業団でも競技を続ける土台を作りました。
中学校は大崎市立鹿島台中学校
佐藤早也伽さんの出身中学校は、宮城県大崎市の鹿島台中学校です。
積水化学の公式プロフィールでは出身地を宮城県大崎市とし、鹿島台について「自然豊かなところ」と紹介しています。
佐藤早也伽さんは幼い頃から走ることが好きで、中学校で陸上部に入りました。
鹿島台中学校3年時には宮城県中学校駅伝で1区を担当し、区間9位。チームは21位でした。現在の日本トップランナーとして見ると、この時点でも圧倒的な成績を残していたわけではありません。
中学、高校、大学と段階を踏みながら力を伸ばしていることが、佐藤早也伽さんの歩みからよく分かります。
東洋大学では女子駅伝チームの中心選手へ
常盤木学園高校を卒業した佐藤早也伽さんは、2013年に東洋大学へ進学しました。
大学1年の6月には日本学生個人選手権5000mで5位となり、個人種目で初めて全国大会入賞を果たします。
その後は関東インカレ、日本インカレだけでなく、全日本大学女子駅伝や富士山女子駅伝にも出場。大学4年時には関東インカレで5000m5位、10000m3位に入るまで力を伸ばしました。
大学4年時の駅伝では、チームの上級生として責任を背負っていたことも本人のコメントから伝わってきます。2016年の関東大学女子駅伝では「走れない4年生の分まで自分がチームを引っ張っていかないと」という思いを語っていました。
高校時代以上に大学で全国レベルの経験を重ねたことが、実業団入りへの大きな土台になりました。
東洋大学では食環境科学部健康栄養学科に在籍
東洋大学では食環境科学部健康栄養学科に在籍し、2017年に卒業しています。
東洋大学公式サイトでも、佐藤早也伽さんについて「食環境科学部健康栄養学科・2017年卒業」と紹介されています。
競技だけでなく、食や栄養を専門的に学ぶ学科に在籍していたことになります。
大学時代にはハーフマラソンなどにも挑戦し、高校時代から描いていた「将来マラソンを走る」という目標へ少しずつ距離を延ばしていきました。
佐藤早也伽は何者?プロフィールと積水化学入社後の経歴
佐藤早也伽さんは、宮城県出身の女子長距離・マラソン選手です。
東洋大学卒業後の2017年に積水化学へ入社。実業団選手として駅伝やトラックで結果を残し、その後マラソンへ本格的に進出しました。現在では世界陸上日本代表、MGCシリーズ女子チャンピオンにまで成長しています。
佐藤早也伽の基本プロフィール
| 項目 | 内容 | 補足 |
|---|---|---|
| 名前 | 佐藤早也伽 | 公式表記 |
| 読み方 | さとう さやか | 日本陸連公式 |
| 生年月日 | 1994年5月27日 | 公式プロフィール |
| 年齢 | 32歳 | 2026年9月時点 |
| 出身地 | 宮城県大崎市 | 積水化学公式 |
| 身長 | 157cm | 積水化学公式 |
| 職業 | 陸上競技選手 | 長距離・マラソン |
| 所属 | 積水化学 | セキスイフェアリーズ |
| 中学校 | 鹿島台中学校 | 宮城県大崎市 |
| 高校 | 常盤木学園高校 | 宮城県 |
| 大学 | 東洋大学 | 2017年卒業 |
| 大学学部 | 食環境科学部健康栄養学科 | 東洋大学公式 |
| マラソン自己ベスト | 2時間20分59秒 | 2025年名古屋 |
| 主な代表歴 | 世界陸上・アジア大会 | 日本代表 |
プロフィール情報は日本陸連、積水化学、東洋大学の公式情報で確認できます。
2017年に積水化学へ入社
東洋大学卒業後の2017年、佐藤早也伽さんは積水化学へ入社しました。
積水化学ではトラック、駅伝、ロードで着実に実績を重ね、2019年2月の全日本実業団ハーフマラソンでは優勝。この結果をきっかけに、野口英盛監督からマラソン挑戦を後押しされることになります。
高校時代から抱いてきたマラソンの夢が、社会人になってようやく現実的な目標へ変わった瞬間でした。
2020年に初マラソンで2時間23分27秒
2020年の名古屋ウィメンズマラソンで、佐藤早也伽さんは念願の初マラソンに挑戦しました。
結果は2時間23分27秒。初マラソンながら当時の日本歴代上位に入る好記録を残し、一気に女子マラソン界で注目される存在になります。積水化学も、初挑戦で2時間23分27秒を記録したことを紹介しています。
高校時代から抱いていた目標が、約10年後に日本トップレベルの記録として形になったことになります。
2023年と2025年に世界陸上日本代表
マラソンで結果を重ねた佐藤早也伽さんは、2023年ブダペスト世界陸上で初の世界選手権日本代表に選出されました。
ブダペスト大会では女子マラソン20位。続く2025年東京世界陸上でも日本代表となり、2時間31分15秒で13位に入りました。
高校時代にインターハイ本大会へ進めなかった選手が、十数年後には世界陸上を走っています。
佐藤早也伽さんの経歴を見ると、高校時代の成績だけでその後の到達点が決まるわけではないことがよく分かります。
2025年にマラソン自己ベスト2時間20分59秒
2025年3月の名古屋ウィメンズマラソンでは、2時間20分59秒を記録して2位、日本人トップとなりました。
このタイムは佐藤早也伽さんのマラソン自己ベストです。東京世界陸上の日本代表にもつながる大きなレースとなりました。
積水化学の公式プロフィールでは、5000m15分08秒72、10000m31分30秒19、マラソン2時間20分59秒などが自己記録として掲載されています。
高校時代の1500mや3000mから始まり、大学で5000m、10000m、ハーフへ距離を延ばし、最終的にマラソンで世界を目指すようになった流れが見えてきます。 女子長距離からマラソンへ挑戦した選手については、矢田みくに選手の初マラソンへの挑戦も紹介しています。
佐藤早也伽の2026年現在はアジア大会マラソン日本代表
2026年現在も、佐藤早也伽さんは積水化学に所属して競技を続けています。
特に2026年は、名古屋ウィメンズマラソンで再び日本人トップとなり、MGCシリーズ2025-26の女子チャンピオンを獲得。さらに愛知・名古屋2026アジア競技大会の女子マラソン日本代表にも選ばれています。
名古屋ウィメンズマラソン2026は2位・日本人トップ
2026年3月8日の名古屋ウィメンズマラソンでは、2時間21分56秒で全体2位、日本人トップとなりました。
優勝したシェイラ・チェプキルイ選手との差はわずか2秒。最後まで優勝争いを演じ、2027年秋に開催予定のロサンゼルス五輪代表選考会MGCの出場権も獲得しています。
自己ベスト更新こそなりませんでしたが、31歳で2時間21分台を記録しています。高校卒業後も長い時間をかけて競技力を伸ばしていることが分かる結果です。
MGCシリーズ2025-26女子初代チャンピオン
名古屋ウィメンズマラソンの結果を受け、佐藤早也伽さんはMGCシリーズ2025-26の女子チャンピオンに決まりました。
MGCシリーズは対象となるマラソン大会の成績をポイント化し、年間王者を決めるシリーズです。佐藤早也伽さんは初年度の女子王者となり、第109回日本選手権者にもなりました。
高校時代には全国高校総体へ届かなかった選手が、シニアでは日本選手権者になったことになります。
2026年9月のアジア大会で女子マラソンに出場予定
2026年9月6日時点で、佐藤早也伽さんの次の大きな舞台となるのが愛知・名古屋2026アジア競技大会です。
日本陸連は女子マラソン代表として、佐藤早也伽さんと矢田みくにさんを選出しています。佐藤早也伽さんにとってアジア大会は初出場です。
女子マラソン決勝は2026年9月26日午前7時50分スタート予定。地元日本で行われる国際大会だけに、どのような走りを見せるのか注目されます。
佐藤早也伽の高校・高校時代や経歴まとめ
- 佐藤早也伽さんの出身高校は宮城県の常盤木学園高等学校
- 2010年に常盤木学園高校へ入学し、陸上競技部で長距離に取り組んだ
- 高校2年時にはインターハイにつながる大会で東北大会まで進出した
- 2011年の宮城県新人大会では1500mで大会新記録を出して優勝、3000mで2位
- 高校3年時は1500m・3000mで宮城県大会2位となったが、インターハイ本大会には届かなかった
- 高校駅伝では2・3年時に宮城県2位となったものの、仙台育英を上回れず全国高校駅伝出場はなかった
- 全国都道府県対抗女子駅伝には高校3年間、宮城県代表として出場した
- 高校時代から「将来は実業団でマラソンを走りたい」と考えていた
- 中学校は大崎市立鹿島台中学校、大学は東洋大学食環境科学部健康栄養学科
- 2017年に東洋大学を卒業し、積水化学へ入社した
- マラソン自己ベストは2025年名古屋ウィメンズマラソンの2時間20分59秒
- 2026年現在はMGCシリーズ女子チャンピオンで、愛知・名古屋アジア大会女子マラソン日本代表
佐藤早也伽さんは、高校時代にインターハイ本大会や全国高校駅伝で華々しい結果を残した選手ではありません。それでも中学、高校、大学、実業団と走り続けながら少しずつ力を伸ばし、現在は世界陸上やアジア大会で日本代表を務めるまでになりました。
高校生の頃から思い描いていたマラソンという舞台で、30代になっても自己ベストに近い記録を出し続けています。常盤木学園高校時代から現在までの長い歩みを知ると、佐藤早也伽さんが「高校時代から完成されたスター」ではなく、時間をかけて日本トップクラスへ成長してきたランナーであることがよく分かりますね。
参考・出典
卒業生 佐藤早也伽さん(積水化学)来校 | 常盤木学園高等学校
【東京2025世界陸上】日本代表選手のプロフィールを紹介!女子マラソン 佐藤早也伽/2度目の世界の舞台へ:日本陸上競技連盟公式サイト







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